レーサーレプリカ

派手な見た目でみんなの視線を集めるオートバイです。

年配のツーリングライダー

このバイクはレーサーがお仕事で使用するマシンを模しており、派手なカラーを ふんだんにあしらっているのでとっても目立ちます。 色だけでなく性能そのものもレーシング向けの仕様となっているので、頑張って 乗りこなそうとしたらそれなりのテクニックを要するでしょう。 レーシングマシンをベースにしているためレーサーレプリカと呼ばれるのですが、 最近ではスーパースポーツという名称も使われております。 マシンの特性上ちょっと買い物に、とか長距離ドライブには向いておらず、カーブ を曲がったり直線で急加速するのを得意とします。 長距離ドライブに向いていない理由は、レーシング場での走りを追求したマシン なので運転する姿勢がとっても前傾になるからです。 この前傾姿勢はカーブを攻めるのには適しますが疲労がたまりやすく、のんびり ツーリングをするには不向きなのです。 いわば太く短くのバイクですから、ハガキを郵便ポストに投函するため近場の 郵便局まで、とかの細い用事で使ったり、夏休みを利用してバイクに乗って北海道 までバターとコーンがたっぷりのラーメンをひとりで食べに行こう、のような長い 用途ではレーサーレプリカでは相性があまり良くありません。 ではどこで乗るのがいいのかという話ですがずばりレーシング場です。 このジャンルのオートバイの特徴は、とにかく派手で注目を集めます。 あとプロ向けのようなところもあるので価格はちょっと高めとなっておりますが、 購入価格だけでなく下取りの買取価格も高めなので気にされなくてもいいでしょう。 なんとなくですが派手ですし重量もありそうな風貌をしていますが、レース向けに 作られているのでびっくりするほど軽量です。 想像していたのよりも2割5分程少なかったよ、という嬉しい感想もあります。 しかしいかんせんマシンのポテンシャルを引き出せる場が少ないのが残念です。 ドライブ向け、ツーリング向けのオートバイならツアラーになります。 レーサーレプリカよりもポジションが楽なので長距離走行しても疲労しにくく、 フルカウルタイプなら風除けにもなるのでガソリンが尽きるまで、エンジンが焼きつく までツーリングを中断せずに愉しむことができるでしょう。 バイク乗りは自分の愛車で何をするか、まずはツーリングです。 なので400cc以上のオートバイを所有しているライダーの多くはツアラーの バイクを選んでいると思われます。 需要のあるタイプのバイクですので中古車として流通している台数も多く、専門店 での買取価格もなかなか安定しています。 ただ少し重量がありますし中型2輪免許では運転できない排気量のマシンも多数 出回っていますので、筋力のある男性でなければ扱いにくいかもしれません。 レーサーレプリカは軽量化されていますがツアラーはそうでもなく、エンジンをかけて 走行するまでにうっかり倒してしまう人もいます。 腕の細い女性ほどその可能性は高く、高速道路のサービスエリアでバイクの下敷きに なって「痛いっ」と大きな声で悲鳴をあげて、左右両方共涙目になっているうら若き 女の子の姿も春にはたまに目にします。 走行開始してしまえば楽な姿勢でツーリングを楽しめますが、重量があるので扱いは 一筋縄ではいかないことも覚えておきましょう。 買う前に必ず試乗して、自分の筋肉で扱えそうか、楽なポジションで運転することが できそうか、といったことを確かめてください。 その問題さえクリアできるのなら旅行好きなライダーに最もお勧めできるジャンル のオートバイですし、買い替え時などで処分する際も安定した人気なため、買取 してもらって現金化するのが簡単かつ高額査定も見込めます。 ツーリング向けのマシンなので荷物を収納するスペースが充分確保されているタイプ もあり、日常でのちょっとしたお買い物にも対応できます。